解説
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木の香りを楽しめるアロマのメリットと使い方を解説【おすすめも紹介】

田口あんな
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日常生活の中で、仕事に追われや人間関係に疲れてしまい、自然の中でゆっくりと癒されたいと思うことは誰にだってあリますよね。

実際に森や山に出かけなくても、香りで擬似的に自然に癒されることは実はできるんです!

木の香りや森林の香りが楽しめるアロマは、ズバリ「ウッディ系(樹木系)」と呼ばれる系統のアロマです。

ウッディ系(樹木系)のアロマは、その名の通り森林浴をしているかのような落ち着きと爽やかさを感じさせてくれる香りです。

日常のストレスを和らげ、リラックス効果が高いこともあり、年代や性別を問わず人気があります。

そして、ウッディ系(樹木系)をブレンドしたブレンドエッセンシャルオイルは、単体の精油よりも、より深みが増し、心地よい香りを楽しむことができます。

この記事では、

木の香りや森林の香りが楽しめるアロマのメリットと使い方

ウッディ系アロマのおすすめ商品

について解説・紹介していきます。

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代表的な木の香りのアロマ

ここでは「アロマ」とは、エッセンシャルオイル(精油)のことを言います。

エッセンシャルオイル(精油)にはさまざまな香りの系統があります。

フローラル系、シトラス系、ハーバル系、ウッディ系など、書籍によって多少の差はありますが、約6種類に分類されます。

その中でも、木の香りや森林の香りが楽しめる系統は、ウッディ系(樹木系と呼ばれることも)です

サンダルウッド

  • 学名:santalum spicatum(手に入れやすいオーストラリア産の学名)
  • 科名:ビャクダン科
  • 抽出部位:心材(木部)

和名は「白檀」です。お香でもおなじみですね。

木の穏やかな甘みとお香を連想させるオリエンタルな香りです。

香りが数日間の残ることもあり、長く香りが続きます。衣類につかないよう注意!

サンダルウッドは木の成長がとても遅く、成熟して伐採されるまで60年もかかります。

とても貴重なため高価な精油でもあります。特にインド産はかなり入手しづらい。

でも香りも一級品で、他の産地よりも、甘く、奥深く、香り高いのだそうです。嗅いでみたい・・・!

サイプレス

  • 学名:cupressus sempervirens
  • 科名:ヒノキ科
  • 抽出部位:葉、球果

和名は「イトスギ」で、細く高く綺麗な円錐形に伸びる姿をしています。

クリスマスツリーに使われる一方で、古くから神聖な木として寺院や墓地に植えられていました。

香りは、ウッディで爽やかな森林浴の香り、深い針葉樹の森を思わせてくれます

ジュニパーと同じような香りと捉えられがちですが、サイプレスの方がフルーティーな甘さを感じます。

実は男性化粧品にもよく使われる香りで、ユニッセクスな印象もあります。

ティーツリー

  • 学名:melaleuca alternifolia
  • 科名:フトモモ科
  • 抽出部位:葉

ティーツリーは古くからオーストラリアの原住民のアボリジニに薬草として使われていました。

澄み渡るようなシャープで爽やかな香りで、やや苦味も感じられます

薬品のような香りでもあります、私はなぜか押入れの匂いを連想しました!

爽やかな森の香りを演出したい時にブレンドして使うと薬品臭もかなりマイルドになります。

この精油は、抗菌、抗真菌、抗ウイルスという3つの作用がある珍しいものなんですよ!

シダーウッド・アトラス

  • 学名:cedars atlantica
  • 科名:マツ科
  • 抽出部位:心材(木部)

樹齢1000〜2000年にもなる高さ30mほどに育つ木です。古くから寺院の薫香や国同士の取引に精油が使われていました。

甘くウッディで落ち着いた香りで、ドライでスーッとした香りも奥に感じます

同じ名前に「シダーウッド・バージニア」という精油がありますが、こちらはヒノキ科の別の種類の植物です。

バージニアの方はひのきに似た重めの香りで、鉛筆を削った時の香りに似ています。

お間違えのないよう!

ユーカリ

  • 学名:eucalyptus globules(ユーカリグロブルス)
  • 科名:フトモモ科
  • 抽出部位:葉

ユーカリは成長の早い植物のため、比較的価格が安い精油です。

ユーカリは品種によって精油も分けられていて、よく見かけるのはユーカリ・グロブルス、ユーカリ・ラジアータなどではないでしょうか。

嗅ぎ比べてみると結構香りのトーンが違っていて、グロブルスが一番すっきりツンとくる香りです。

強い香りが通りぬけた後の鼻の中には、やや柑橘の軽い香りが残ります

ウッディな香りのアロマのメリットと使い方

ウッディ系のアロマは香りが良いだけでなく、素晴らしいメリットや使い所もいろいろあります!

気持ちを穏やかにしてリラックス・リフレッシュさせてくれる

ウッディ系のエッセンシャルオイル(精油)は、日常生活の中でも馴染みのある「木の香り」が特徴です。

森林浴を思わせるような、すっきりとしながらも落ち着きのある香りで、気持ちを穏やかにし、リラックス・リフレッシュさせてくれます。

これは、ウッディ系の精油に含まれる成分が、心を落ち着かせる効果を持っているためです。

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男性へのプレゼントに

ウッディ系の精油は、甘さが抑えられた深みのある香りが多く、男性向けの香水にも使用されるほど、男女問わず人気があります。

「香水つけてます!」と主張しすぎない自然な香りは、包容力や安心感を想起させてくれます。

シトラス系と並んで、男性へのプレゼントには最適な香りの系統です

ウッディ系と一口に言っても、トーンが重ための落ち着いたものから清々しいスーッと感のあるさわやかな香りのものまで、意外と香りのニュアンスに幅があります

その人の好みの香りに合わせて選ぶのが良いですね。

ゆったりと安心感のある落ち着いた雰囲気を好む方にはぴったりの贈り物になるでしょう。

シックで落ち着いた雰囲気の演出に

ウッディ系の精油は、木の香りの持つすがすがしさやさわやかさ、落ち着きのある香りが特徴です。

連想されるのは、

  • 大人な
  • 落ち着きのある
  • 清潔感のある
  • 安らかな
  • 穏やかな
  • 深みのある
  • 静かな

といった言葉でしょう。

ウッディ系の精油をお家の中で使えば、ゆったりと落ち着ける空間を作り出してくれます。

ウッディ系が合うシーンは・・・

  • 友達を家に招くときに
  • 読書や静かな音楽を聴きたいときに
  • 慣れない外出先での宿泊時に
  • ヨガやストレッチをするときに
  • 入浴時に
  • 寝る前のリラックスタイムに

特にリラックス効果のある成分が多いので、寝る前や入浴中に使うことがおすすめです

特にウッディ系の精油は熱を与えると、香りが良く立ち上り、木の温かみをさらに感じられます。

そのため、熱気化式のアロマランプなどと相性が良いです。

また、衣類などにまとわせれば、クールで大人な気配を演出してくれます。

「木の香りなんて、ちょっと渋すぎなんじゃ?」って思った方もいるかもしれません。

そんなことはありませんよ!

お香とは違い、アロマは香りの幅が大きいのです。

  • スッキリと清涼感のあるもの
  • クリアな香りで透明感のあるもの
  • 香りの立ち上りが鈍く重厚感のあるもの
  • スモーキー、アーシーな香りでどことなくノスタルジックな香りがするもの

などなど・・・

これは、抽出部位による違い(葉っぱや幹など)や植物の科による違いがあるからです。

ぜひイメージの雰囲気に合った好きなウッディ系のアロマを探してみてください。

他の精油とブレンドすると良い相乗効果がある

ウッディ系はの精油は、単体でも十分香りが良いものが多いですが、ブレンドすることでさらにその香りの奥深さを楽しむことができます。

精油同士のブレンドで面白いのは、単体では「ちょっと苦手かな・・・」と思うような香りでも、ブレンドすることで、まるで印象が違ってくるところです

精油のブレンドは単体の精油が持つ印象を変えるだけでなく、精油の良い部分を何倍にも感じさせてくれます

「変な香りになっちゃうんじゃ・・・」

なんて怖がることなく、どんどんブレンドを試していきましょう!

香りの深みと複雑さが増す

ウッディ系×ウッディ系

異なるウッディ系の精油をブレンドすることで、香りに深みと複雑さが加わります。

例えば、シダーウッドの温かみのある香りと、サイプレスの新鮮で爽やかな香りを組み合わせると、バランスの取れた豊かな香りを楽しむことができます。

ウッディ系×シトラス系

シトラス系の精油とブレンドすることで、柑橘の持つ鋭い香りをまろやかに変換してくれます

シトラス系の香りは揮発しやすいですが、ベースノートの多いウッディ系とブレンドすると、香りの保留剤として働きます。

シトラス系の華やかさや果実感を長く適度に楽しむことができます。

リラックス効果が高まる

ウッディ系の精油には、心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があるとお伝えしました。

実は、複数の精油をブレンドすることで、これらの効果は相乗的に高まります。

例えば、サンダルウッドとシダーウッドをブレンドすると、より深いリラックス効果を得ることができます。

基本的にウッディ系のエッセンシャルオイルはどの系統とも相性が良いとされています

自分のリラックスできる好きな香りの精油と組み合わせると、極上の体験ができますよ!

空間の浄化に

ウッディ系には含まれる成分の特性から、抗菌・抗ウイルス作用を持つエッセンシャルオイルが多いです

これらをブレンドすることで、空気中の雑菌やウイルスを減少させる効果が期待できます。

特に、ユーカリやティートリーなどの抗菌作用の強い精油を加えると、さらに効果的です。

お掃除に使うと良い香りも楽しめて一石二鳥ですよ。

木の香りや森林の香りのアロマおすすめ5選

ここでは、木の香りや森林の香りが楽しめるブレンド精油(ブレンドエッセンシャルオイル)についてご紹介します。

「なんでブレンドなの?」と思われたでしょうか。

なぜかと言いますと、ブレンド精油の方が香りのとがりが少なく、バランスが取れていて、初心者の人でもお手軽に楽しめるからです。

生活の木:ナチュラルフォレスト

主な使用精油

サイプレス、シダーウッド、フランキンセンス

生活の木のブレンド精油シリーズは、季節限定精油などもありバラエティー豊かで有名ですね。

香りとしては、スーッとしたさわやかな香りです。

穏やかな森林というよりかは、清々しい爽やかな針葉樹森をイメージします。

かといってトゲトゲしさはなく風薫る森の中を歩いているような、ついつい深呼吸したくなるような、心も頭もリフレッシュさせてくれる香りです。

仕事の合間の小休憩や、家に帰って気持ちをオフに切り替えたい時などに最適な香りではないかと思います!

同じく生活の木のブレンド精油シリーズから出ている「ひのき時間」とも迷いましたが、万人に受けるのは「ナチュラルフォレスト」かなと思いこちらをピックアップしました。

ひのきの香りが大好きな人には、断然「ひのき時間」がおすすめです!

生活の木 ブレンド エッセンシャルオイル ひのき時間10ml

生活の木:アーユルライフ-静-

主な使用精油

サンダルウッド、ベルガモット、ベチパー

同じく生活の木のブレンド精油ですが、「ナチュラルフォレスト」とは毛色が全く違います!

こちらはザ・オリエンタルな香りです。

サンダルウッドの香木のような香りが、頭と心を鎮めてくれて、自然と内省させられるような香りです。

サンダルウッドとベチパーを使っているので重心低めな香りではあるのですが、ベルガモットがあることで、トーンが落ちすぎない絶妙なバランスの香りです。

お香を焚いているかのような、神聖でエキゾチックな空間にさせてくれます。

調香のバランスが取れている精油ですが、気分によってはシトラス系の精油をブレンドしてみても相性が良さそうだと感じました。

寝る前などの1日の終わりや、ヨガをやる方にもおすすめです!静かに休まりたい時のための香りですね。

ニールズヤードレメディーズ:メディテーション

主な使用精油

フランキンセンス、ベチバー、サンダルウッド、コパイバ、オレンジ、パルマローザ、バルサムモミ、シダーウッド、マンダリン、ブラックペッパー

ニールズヤードはイギリス発のヘルス&ビューティーブランドです。

特に、オーガニック製品に定評があり、実に40年以上もの歴史のある老舗ブランドです。

メディテーションとは「瞑想」のことを指します。

生活の木の「アーユルライフ-静-」のような、オリエンタルなウッディ系が好きな方にぜひ手に入れて欲しいブレンドエッセンシャルオイル(ブレンド精油)がこれです!

ベチパーやコパイバ、サンダルウッドなどの重ための精油が使われているので、ずっしりと重たく複雑そうな香りに思えますが、意外とそうでもありません

大抵、第一印象がインパクトのある香りは、だんだんと香りがきつく感じたりくどさを感じることが多いです。

こちらはオレンジやマンダリン、ブラックペッパーが縁の下の力持ちになって、馴染みやすくいつまでも深呼吸していたいような心地よい香りです。

まるで静寂な大樹の森の中にいるような気分にさせてくれます。

ブレンド名の通り、穏やかな「瞑想」の時間、自分だけでゆっくりしたい時にはこれ以上ないほど素晴らしいブレンドエッセンシャルオイルだと思います。

ちなみにロールオンタイプの展開もあるのでそちらも使い勝手良くておすすめです!

プリマヴェーラ:ウェルネス

主な使用精油

ユーカリ、トウヒ、スイスパイン

プリマヴェーラはドイツ最大の精油メーカーで、こちらも精油の厳格な品質管理に力をいおれている、オーガニック製品に定評のあるブランドです。

こちらの「ウェルネス」は、「アロマコンフォート シリーズ」というお悩み別にブレンドされた精油シリーズの中の一つです。

説明文には「寒い時期の体調管理」や「季節の変わり目に」と書かれていますが、まさに鼻を抜けるような爽快感ばつぐんの香りです。

ユーカリの爽やかさも心地よいですが、パインのつんとした、親しみやすい松科の残り香がなんとも落ち着きます

清涼な香りの後にじんわり針葉樹の温もりも感じられる香りです。

元気をチャージしたい時、鼻や頭のモヤモヤをすっきりさせたい時に使えば、徐々にやる気と力がみなぎってきそうです

このシリーズは、ピロースプレーやマスクスプレーの展開もあるので、使い所が多く色々なシーンで楽しめます!

フィネッサンス:クリーンエア

主な使用精油

レモン、テルペンチン、ラバンジン、モミ、ユーカリ、スコッチパイン、ローズマリー

フィネッサンスは南フランスのプロヴァンスで誕生した、40年以上もの実績のあるアロマブランドです。

香水の本場ともあり、フィネッサンスのブレンドオイルはなんとも深みがあってかぐわしい香りが多いです。

こちらの「クリーンエア」は「アロマディフュージョンシリーズ」の中の一つで、芳香浴のためのブレンドエッセンシャルオイル(ブレンド精油)です。

「アロマディフュージョンシリーズ」はアロマディフューザー用のブレンド精油です。

香りの拡散性を持たせるためにアルコールもブレンドされていますのでご注意ください。

ウッディ系の香りではありますが、レモンやラバンジン、ローズマリーもブレンドされてるので、比較的馴染みのある香りですね。

賑やかな森林の香りで、気持ちが明るくなるような、気持ちの良い森の小道を散歩しているような気分にさせてくれます

また、木々の香りに混じって色々な花や植物がそよめいているような情景を思い浮かばせます。

明るく気持ちを切り替えたい時、部屋の空気を変えたい時におすすめのブレンドエッセンシャルオイルです

まとめ

木の香りや森林の香りが楽しめるアロマは「ウッディ系(樹木系)」と呼ばれる香り系統のアロマが多いです。

ウッディ系のメリットと使い方は・・・

  • 気持ちを落ち着かせリラックス・リフレッシュ効果がある
  • 男性にも合う香りなので男性へのプレゼントに使える
  • 空間や衣類に使えば、シックで落ち着いた雰囲気を演出できる
  • 他の精油とブレンドすることで、香りに深みが増したり、香りのカドを取ってくれたり、リラックス作用をさらに向上させてくれたりする
  • 抗菌・抗ウイルス作用があるので空間の浄化の効果が期待できる

ウッディ系のブレンド精油のおすすめは・・・

  • 生活の木:ナチュラルフォレスト
  • 生活の木:アーユルライフ-静-
  • ニールズヤードレメディーズ:メディテーション
  • プラナロム:ウェルネス
  • フィネッサンス:クリーンエア

ウッディ系(樹木系)の精油は本当に奥が深くて一度ハマったら病みつきになる香りばかりなので、ぜひ色々な香りを試してください。

おすすめの香り・お気に入りの香りなどあればどんどん共有していきましょう!

お家でエッセンシャルオイルを存分に楽しむならアロマディフューザーがおすすめです。

特に、ベースノートの多いウッディ系は香りの広がりが弱いものが多いのです。

せっかくお気に入りの香りを手に入れたのに、香りが弱く感じてしまったら悲しいですからね!

アロマディフューザーのアロミック・エアーは期間限定ですがブレンド精油もセットになるので、アロマ入門に始めやすくておすすめです。

アロマディフューザーをみる

ちなみに、「実は珍しい」トイレ用ディフューザーもあるのでそちらも気になった方はぜひ覗いてみてください。

トイレ用ディフューザーをみる

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